ダニ退治は秋がおすすめ!夏に増えたダニを今こそやっつけよう!
こんにちは!大成コーポレーションの追分(まじめしゃちょー)です!
突然ですが最近絨毯洗ったのはいつですか?
実は絨毯のダニは洗う事で除去することができるんです。
そんなダニは、私たちの身近なところに非常に多く潜んでいます。
この記事を読んでいただくことで、絨毯・ラグ・カーペットに生息するダニに対する知識が身につきます。ぜひご覧ください!
人を刺す害虫「イエダニ」
私達を刺してくる代表的なダニは、イエダニというダニです。
本来はネズミに寄生しますが、現代では宿主たるネズミが少なくなってきたため、人を刺すようになりました。
イエダニに刺されると、痛みをともなう痒みに悩まされることになります。正直とても迷惑です。
刺すだけじゃない!アレルゲンの原因「チリダニ」
ダニには刺すだけではなく、死骸や糞を大量に出して人に有害なアレルゲンを創り出すチリダニというヤツらもいます。
アレルギーの原因となるため、チリダニも人間にとって非常にやっかいな害虫といえます。
ダニはどこにいるの?何を食べて生活してるの?
ダニは、畳や絨毯や布団など、湿度のあるところを好んで生息します。
なぜ湿度があるとダニたちが寄ってくるのかというと、私達が一晩寝るときにかく汗で水分を補給しているのです。
また、ダニたちの食べ物は人の皮膚やフケ等です。
ダニは、絨毯の表面には1㎡あたり100~10,000匹、絨毯の内部にはなんと表面の4~250倍、平均で約25倍いるといわれています。倍率の幅がすごいですね…。
つまり、私達の布団や絨毯、畳にはダニがうじゃうじゃいるんです。なお、フローリングでもかなりの数が生息しているようです。
中でも、絨毯のパイルの根本にはある程度の湿度があって、エサとなる人のフケが蓄積されやすいので、ダニはこのパイル根本付近に生息していると考えていいでしょう。
「パイル」とは?!
パイルとは、織物の表面にある丸い輪っか状の糸のことです。
一番身近なパイルはタオル生地です。
タオルの表面を見ていただくと、ループ状の糸が立っているのがお分かりいただけるかと思います。
ダニはパイル根本の結び目付近にいる!
ダニは、このパイルの根元付近に棲んでいると考えられます。ですから、洗濯と掃除はダニ対策にとっても大事なんです!
「でも、絨毯に掃除機をかけれダニを除去できるんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、掃除機をかければ絨毯表面、つまりパイルの先端部分のダニは除去できます。
しかし、表面の4~250倍いるというパイル根本のダニまでは、掃除機の吸引力が届かないのです。
そのため、いかに絨毯内部のダニを除去するかが重要です。
本当に効く?ネットでよく見るダニ対策を検証
ダニ除去の方法はインターネットでもよく見かけます。
代表的なものは、以下の3つではないでしょうか。
①時々干す
②50°以上に加熱する
③スチームアイロンで駆除
本当にこれらの方法は効果があるのか、専門家目線から解説します。
①時々干す
絨毯の表と裏をよく晴れた日に干す方法です。
絨毯を物干し竿などにかけて裏から叩けば、普通に掃除するよりも3割以上のダニが除去できます。
干す頻度は多ければ多いほどいいです。しかし、ダニを死滅させる程の効果はありません。
②50°以上に加熱する
絨毯を50°に加熱すると、ダニは死滅します。
ただ、絨毯やラグ、カーペットを50℃以上に加熱するのは相当大変です…。
正直なところ、業務用の乾燥室が必要です。
③スチームアイロンで駆除
高熱による除去は効果が期待できますが、注意が必要です。
やり方を間違えると、繊維を溶かしてしまったり、ウールが縮んだりする可能性があります。
スチームアイロンによるダニ除去はリスクがある!
スチームアイロンで熱を加えてダニ除去をしようとすると、様々なリスクがあります。
まず、化繊のカーペットの場合は熱によってパイルが変質し、光沢が出やすくなります。
また、熱によって生地自体が変形してしまうことがあります。
ウールやシルクといった天然素材の絨毯も、変質してしまう可能性があります。
ウール絨毯はスチームによってフェルト化しますので、アフロヘアーのようにチリチリになってしまい、縮んでしまいます。縮むとはどういうことかというと、スチームを当てた部分だけヘコんでしまうのです。
また、シルク絨毯の場合は、スチームアイロンをかけると白化が進みます。
さらに、ただでさえサイズの大きいラグや絨毯にスチームアイロンをかける作業は相当な手間がかかるため、負担が大きくて大変です。
このように、スチームアイロンによるダニ駆除はリスクが多く、おすすめできません。
まじめ社長による推しのダニ対処法!!
夏に増えたダニは大量のアレルゲンを生産してしまいます。
ダニの除去と防ダニ加工は、通年通してやっておいたほうがいいです。
つまり防ダニ加工は、いつ行ってもOKなんです。
ダニは夏に増えるので、夏が終わる今こそ、ダニの除去をやっておくことをおすすめします。
増えたダニが繁殖する前に、秋のはじめに一掃しましょう!
どうやってダニを一網打尽して、その後寄せ付けない?
効果があってリスクが少ないのは、「水洗いで殺虫する方法」です。
水洗い自体に、ダニ本体やダニのアレルゲンを洗い流す効果があります。
水洗いの工程では、ダニや他の虫に効果のある防虫剤を投入して、絨毯に浸み込ませます。
そこから乾燥室に数日間入れて殺虫し、さらに仕上げには防ダニ剤を全体に塗布することで、ダニを忌避します。
これだけでもかなりの効果が期待できますが、コーティング加工まで行えば、およそ3年間は防ダニ効果が持続する事が分かっています。
超おすすめ!3年後も効果が持続する防ダニコーティング加工(ONE COATING)
クリーニング時には、防ダニ加工を追加する事がとても大事です。
なぜかというと、クリーニングで濡れた状態にある絨毯に防ダニ剤を浸み込ませる事が、ダニ対策にもっとも効果があるからです。
ラグやカーペット、絨毯が濡れた状態で防ダニ剤を浸み込ませると、パイル根本に効果的に防ダニ剤を届かせることができます。
また、効果が3年持続する防ダニコーティング(ONE COATING)もおすすめです。
ダニは殺虫するだけでは、アレルゲン自体は無くなりません。
ダニの除去に加えて、ダニ由来のアレルゲン(死骸や糞)の除去、再侵入の阻止が大切です。
ブログを読んでくださった方にはせっかく正しいダニ知識を知っていただき、
これからもダニに邪魔されない絨毯ライフを送ってほしいと思っています。
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