虫食い絨毯の原因とプロが教える防止法
絨毯の買い替えを考える理由の一つに虫食いがあります。そうしていつの間にか絨毯が使い物にならなくなり、買い替えを余儀なくされてしまう。できれば長く使いたいものですよね? そこで今回は、虫食いが起こりやすい絨毯や原因、防止法をご紹介します。
1.虫食いの餌食になりやすいのはウール製
虫食いの餌食になりやすいのは、多くがウール素材のものです。ヒメマルカツオブシムシという虫がいます。いわゆる「繊維害虫」と呼ばれる虫で、その名の通り、繊維を食べてしまいます。ちなみに、検索するとなかなかのグロ画像なのでご注意ください。
一方のシルク製絨毯ですが、レアケースではあるものの、絶対に虫食いにあわないわけではありません。シルクの特徴はすべすべな肌触りですが、実はその生糸(手を加えていない糸)はごわごわしています。絹糸の主要成分は「フィブロイン」という繊維状タンパク質であり、その外側をセリシンという物質が覆っています。そのセリシンがごわごわしているのです。生糸にアルカリや酵素等(洗剤のようなもの)を使ってセリシンを除去することを精錬といいます。精錬することで、シルクがキラキラすべすべ繊維になります。
ヒメマルカツオブシムシは、このセリシンを食べますが、フィブロインはお好みではないようです。そのため、精錬されたシルクが虫食いにあうことはほとんどありません。では、シルクの虫食いはなぜ起きるのか? それは、シルクに付着した「栄養」を食べにくるのが理由です。ここでいう「栄養」とは、食べこぼしやペットの尿、皮脂等です。これらがシルク絨毯に付着していると、ヒメマルカツオブシムシがそれを食べに来ます。そして、フィブロインも一緒に食べてしまうわけです。
2.虫食いの原因は汚れと湿気
防虫加工していない絨毯を、湿気が多い環境で使い続けると、虫食いにあいやすいです。例えば、換気をあまりしない部屋だったり、重い家具を載せていて数年間洗っていなかったり。あとは食べこぼしやペットの排泄物がそのままだと、虫はその汚れを栄養分として食べるようです。つまり、湿気や汚れが虫食いの主な原因といえます。
3.絨毯をキレイに保つのが虫食い防止の秘訣
結局のところ、虫食いを防ぐには、絨毯をキレイに保つことが大切になります。表と裏どちらもこまめに掃除機をかける。定期的に裏面も陰干しする。そして、汚れがひどい時はクリーニングする。また、汚れがなさそうでも1年に1回はクリーニングに出すのをおすすめします。ちなみに、クリーニング時に防虫加工を依頼するのが手間いらずで最も効果的です。
防虫剤は樟脳が市販品ではよく使われますが、臭いがかなりきついという面があります。当社では無臭の防虫剤である、衣類用の防虫剤を水洗い時に投入して染み込ませます。
結論としては、最強の防虫法は「汚さない」こと。しかし、生活するうえで汚れはどうしても付いてしまいます。そんな時は、クリーニング・メンテナンスに出すのが、大切な絨毯を長持ちさせる秘訣です。
大成コーポレーションの水洗い(YouTube)
ギャベの洗い https://youtu.be/vSWiTDVJ5_E
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