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ウールとシルク絨毯はどっちがいいの?
ウール絨毯とシルク絨毯はどちらがいいの?」と、よく聞かれます。これは好みの問題になるのですが、好みはそれぞれの特徴を知ってこそ生まれるもの。ということで、今回はウールとシルクの特徴をご紹介いたします。
多機能で優秀なウール
製作から100年以上が経過した「アンティーク絨毯」でよく目にするのが、ウールの絨毯です。ウール製の特徴は、保湿や保温に優れ、燃えにくい性質を持っていること。また、ウールの撥水性により、シミが付きにくいという性質があります。ただしその反面、付いてしまったシミが取れにくいのがデメリットといえるでしょう。
おすすめの産地は、コルクウールを使っていることで柔らかく手触りのいい、イランのイスファハンやカシャーン産。また、可愛いデザインが特徴のカシュガイやシーラーズ産、堅牢すぎてペルシャ職人達が「100年もつ」と異口同音のビージャール産等です。また、ナイン産はジョフティ織り(織るスピードを速くするために織を粗くすること)で価格を抑えている面もありますが、ベージュ系の色調が多く、主張が控えめなのでインテリアに合わせやすいです。初めて買うペルシャ絨毯にはおすすめですね。
細やかな表現ができるシルク
シルクは繊維が細いため、繊細かつ派手なデザインを表現しているものが多いと思います。色が滲みやすかったりシミが付きやすい性質があるものの、ウールに比べてシミと色が抜きやすく入れやすいのが特徴です。シミや色の修理は、非常に綺麗に仕上がります。
当社にメンテナンスの依頼をいただくシルク絨毯は、ほとんどがクム産。ペルシャギャベやカシュガイが備える「可愛さ」ではなく、「美しさ」を備えるものが多いです。クムシルクは有名工房がたくさんありますが、日本人の色調感覚に合うのは、派手すぎないマスミ工房ものものだと思います。淡い色調と繊細なデザインがとても美しく心を掴まれます。
自分だけの絨毯を探そう
ざっくりまとめると、肌触りや色の鮮やかさならシルクの絨毯、堅牢さならウールの絨毯がおすすめといえます。しかし、絨毯選びのポイントは、それがすべてではありません。心に響く絨毯は、実物を見て出合えるもの。そうして選んだものが、自分だけの絨毯となるでしょう。一度弊社にお越しいただき、お客様の目で確かめていただきたいです。
大成コーポレーションの水洗い(YouTube)
ギャベの洗い https://youtu.be/vSWiTDVJ5_E
貴方の家の絨毯洗ったことありますか? https://youtu.be/qoio7UruYrI
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株式会社大成コーポレーション 追分脩司