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700年前のラクダのオシッコ臭がまだ残るキャラヴァンサライ(トルコ・絨毯の旅その③)
まじめしゃちょーの追分です!
2023年12月にトルコへ行き、絨毯を巡るたびに行ってきました!
トルコの絨毯産業はどうなっているのか。メンテナンスはどうしているのか。調査の旅に行ってきました。
絨毯産業の町スルタンハン
スルタンハンという町に行ってきました。たしかカッパドキアから4時間くらい車でかかりました。
スルタンハンの市長さんのファーリさんと案内人のハッサンさんがお友達らしく、キャラヴァンサライ(隊商宿の遺跡)を案内してくれるとのこと。
スルタンハンは絨毯のメンテナンス工房が多いらしく、2社ほど見させてもらいました。
700年前のラクダのオシッコ臭がまだ残るキャラヴァンサライ(隊商宿)
市長のファーリさんは革ジャンを着たおよそ市長には見えないで立ちの人でした。
「お前が来る前に日本人ユーチューバーの女の子3人きたんやで。(スマホの写真を見せながら)どの子が好み?(返答する僕)お前、俺と好み一緒やんww」と言われました。
キャラヴァンサライは中世に建てられたものらしく。建物の中にはまだ700年前のラクダのオシッコの臭いが残っていました。また、市長のファーハリさんの絨毯コレクションが展示されていました。
キャラヴァンサライの中にある仕掛け
①地面の石畳にあるくぼみ
これは鳥が自由に水が飲めるようにあけてあるんだそうです。人間、自然、動物すべてを考えて作られているそう。
②2023年のトルコ地震の時には入口のアーチは石の組み方がクッション性を持つ組み方で崩れなかったそうだ。
③盗賊などを避けるためにかつては夜は門を閉じていた。朝明ける時には中にいる人達全員に盗まれた物がないか確認してから門を開けていたそうです。
④キャラヴァンサライは左右対称に作られているが、門のデザインが左右非対称になっています。これは完璧な物を作ってはいけないという戒めなんだそうです。完璧ができるのは神様だけだからです。※ここはイランのイスファハンでも同じ事を聞きました。イスファハンのイマムマスクの門も左右非対称のデザインになっています!
絨毯商人ファーハリ市長
キャラバンサライの見学が終わると「俺の店に行こうや。」とファーリ市長が言いました。
実はファーリ市長はスルタンハンの絨毯販売店・メンテナンス工房を持つ実業家であり、選挙で選ばれた市長さんでした。
ファーリさんのお店に着くとファーハリ市長がニコニコしながら
ファーリ市長「俺、日本人に絨毯売るの10年ぶりや」(目が僕にロックオン)
僕「?!」
ファーリ市長「なんでも好きな絨毯見てくれてええよ」市長さんが絨毯屋さんとは聞いていなかったのですが、もしかしたら良いのがあるかもと色々と見せてもらったところ(手が震えました)、
可愛いヘレケシルク絨毯があり、
お値段を聞いたところ超格安で売ってくださるとのこと。これは買うしかない状況になってしまいました。
イスタンブルのブルーモスク柄です。購入されたい方いらっしゃいましたら是非ご連絡ください!😂写真をクリックするとECサイトにいけます!
工房にあったオランダのハーグ国際司法裁判所の絨毯
トルコシルク絨毯を買わされた購入した後ファーリさんの工房ではオランダの国際司法裁判所の一室で使われている絨毯の修復依頼がきていました。
写真はNGとのことで撮れませんでしたがなかなかの大きさでした。たくさんの職人さんもいてアンティークの絨毯を修理していました。
スルタンハンの絨毯調査報告
市長さんが直接観光地遺跡のキャラヴァンサライを案内をしてくれて感激しました。国際司法裁判所の絨毯が見れるとは思いませんでした。そんなすごい絨毯の修復を任されているとはファーリ市長はすごい人だと思います。絨毯工房はアンティークの物が多く新品の絨毯はもうなかなか作っていないようでした。
現場からは以上です!
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